全般性不安障害
全般性不安障害
「全般性不安障害」…あまり聞き慣れない病名ですが、米国では生涯有病率が5.1%、つまり約20人に1人が一生のうちに一度以上この病気にかかっているという、思いのほか多い病気です。
もともとは不安神経症といわれていたこの病気は、1980年に米国精神医学会の診断基準で、パニック障害と全般性不安障害に分けられました。
誰もが感じる正常な不安ははっきりした理由があってその間だけ続きます。しかし、全般性不安障害の場合、特殊な状況に限定されない、理由の定まらない不安が長期間続き、ついには日常生活にも支障をきたすようになります。
不安障害のなかでは一般的で発症は10代半ばが多いですが、精神科にはかなりの時を経て受診するケースが多いです。原因はわかっていないが違法的要因や神経質の性格、現在のストレス状態や自律神経の障害などが発症の影響だと言われています。